技術者からの事業へのアプローチ
はじめに
若気の至りで書いてますので暖かく見守ってください><
エンジニアが月100万円稼ぐために
エンジニアが、例えば月100万円稼げるようにするためには何をしたらいいのでしょうか?
- 技術を磨いてブログ+講演料で稼ぐ?
- 新人研修を引き受ける?
いろいろな方法があると思いますが、
まず、月100万円出してもらえるような事業に育てること、
それだけ出してもいいって思ってもらえるような技術側からのアプローチが必要だと考えています。
能力が高いエンジニアの方は本当にたくさんいらっしゃいます。
他の人や他の職種に比べて高くもらうべきだ、という主張はよく伺いますが、
お金がもらえる源泉である事業自体が収益が出るものでないと、気持ちよく払ってもらえません。
ブロガーにしても講師にしてもパイが限られているような気がするので
それよりも、事業がもっと儲かるように働きかけるべきだと思います。
理想の状態
今は以下の2つを理想の状態だと思っています。
構築にかかる投資を上回る効果を数値で出すことができる
構築には費用がかかりますが、それ以上の効果があれば投資を続けることができます。
逆に効果がないものは(会社なので当たり前ですが)投資を続けることができません。
その効果を数値で出すことができるようになると、
システム化する意義がわかってもらえるようになります。
例えば、業務システムの高速化であれば、
構築費用 < 高速化された時間 x 一人あたりの人件費 x 業務を行う人数 x 効果が持続する日数
という見積もりが出ればシステム化することができるようになります。
事業の意思決定プロセスに技術者が入ることができる
構築内容が固まった状態でエンジニアに頼まれているようではだめだと思っています。
もっと事業にコミットして、意思決定プロセスに入るぐらいしないと、
エンジニアがメンバーとして認識してもらえません。
もっと安い会社に外注されてしまいます。
とはいえ、エンジニアのバリューを発揮できる箇所はあると思います。
構築するのに必要な要件が固まっているか、
将来の改修を見据えた柔軟性をどこまで保つか、
そういったエンジニアでないとなかなかわからない勘は
エンジニア以外のメンバーからすると意思決定に大きく影響する情報となります。
経験上、事業の立ち上げ時期は小さく始め、
拡大期に入るころに、量をこなすためにシステム化することが多かったです。
この時期に、事業側の状況を理解した上で投資できる金額に応じたシステムを提案できると
その後の意思決定プロセスにも入ることができます。
- 構築にかかる投資を上回る効果を数値で出すことができる
- 事業の意思決定プロセスに技術者が入ることができる
この2点を、エンジニア以外の事業メンバーからみてわかりやすい状態になっていると、
事業の中でのエンジニアの貢献が見える化され、
成果が出たときに評価してもらえる台に載ることができます。
じゃぁどうすればいいのさ
エンジニア以外の事業メンバーに、
エンジニアの存在をわかってもらうこと、必要性を理解してもらうこと。
そこから始まり、それに収束するような気がしています。
私もまだその域に達していないしわからないことが多いのですが、
今に至るまでのプロセスをまとめてみました。
事業部側が企画立案し、エンジニアに依頼する (この段階では安く作ってくれるなら誰でも良い) ↓ (技術者からの機能提案がある、事業部側の意図を汲み取る) 事業部側に、このエンジニアは柔軟に作ってくれる、 やりたいことをわかってくれると思ってもらう | ←イマココ ↓ (技術者側から投資対効果が含まれた提案がある) 意思決定プロセスに技術者が載ってくる ↓ 事業拡大、もやもや もやもや ↓ 事業が儲かる ↓ エンジニアも100万円もらえるようになる☆★
途中からもやもやしてて夢がありますね。
書いていて気づきましたが
今のところエンジニアが出せるのは投資対効果までで、
やっぱり儲かり戦略、拡大戦略については事業部側に考えてもらうほうが良いですね。
でも、一気に事業拡大するにあたっては自動化は必須なので
ひとつのアプローチとしてはアリなのかなと思います。